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住吉徒然記

小樽総鎮守「住吉神社」の神職による「徒然記(ブログ)」です。

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平成26年8月のご案内 

氏子繁栄祈願祭 8月9日午後6時
太々神楽奉納  9日・10日午後7時より約2時間


太々神楽【だいだいかぐら】について
小樽市総鎮守の住吉神社において、夏の例大祭や氏子繁栄祈願祭で奏でられている太々神楽は、明治22年新潟県三条市八幡神社から伝承され、今日まで伝えられている。
神楽とは、里の鎮守である神社の大神様の御安泰や五穀豊穣の祈りや感謝、また里々に暮す人々の平安を祈る心のあり方を神事芸能として表したものです。
当神社の神楽もその意味合いが強く、時には参拝者に見せない大神様だけに神楽を奉納する場合も有ります。
当神社の神楽の伝承により、明治後期以降全道に普及し経緯により、北海道における太々神楽の本流となされている。
主な神楽の名称と説明
宮清(みやきよめ)
先ず、祓いの神様が奉納する神前、神楽人、参拝者など、本日神楽に携わるすべての人、ものをお祓いし、常に清らかな空間を作るための神楽です。     
先稚児(せんちご)
筆頭の稚児がこれから神様に神楽を奉納することを報告する神楽です。
国平(くにむけ)
古事記(日本神話)に記載されている、国譲り神事を表現した神楽です。
経津主神(ふつぬしのかみ)が高天原からこの地上に降り立った時、国を創り上げるときに障害となした、邪気や不浄のものを祓い国を無事に平定されたことを表しています。神様の安泰と里の平安の意味合いを込めた神楽です。
一人榊(ひとりさかき)
稚児が榊(常緑葉)を持ち踊る神楽です。常緑葉は常に衰えることのない生命力があり、榊を持って踊ることによって、この世の中が精神的に常に劣る事がない向上する世になってほしいとの願いを込めた神楽です。
福神遊(ふくじんあそび)
先ず恵比寿様が登場し、海辺で得意な釣りをしているがなかなか魚が釣れない。そこに通りかかった大黒様が小槌を振り神様にお願いすると見事な魚が釣りあがる。
その魚が大黒様と恵比寿様のお菓子と変わり,それを皆様方にお分かちをするという神道の基本理念で有る、自然との共生を表した神楽あり、神様の御神徳(幸福)をお分けする神楽です。

カテゴリ: お知らせ

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Posted on 2014/08/06 Wed. 13:58    TB: --    CM: --

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